サブスクリプションのサービスは更に拡大する?

突然ですが、サブスクリプションサービスを利用していますか?
音楽配信サービスの「Apple Music」「Spotify」や、映像コンテンツがメインの「Amazon Primeビデオ」「Netflix」などを利用している人は多いのではないでしょうか。
コンテンツとして、多くのサービスを利用できる「サブスクリプションサービス」ですが、知れば知る程奥が深く、これからの新しいビジネスモデルとして多くの企業が参入してくる事が予想されます。
「サブスクリプションサービス」通称「サブスク」については、ネットニュースや書籍などでその概要を知る事ができますが、簡単に説明すると「購入金額を支払うのではなく一定期間の利用権として料金を支払う方式」の事を指します。
定額制サービスは以前からも存在していましたが、なぜ「今」の時期にこんなにも利用者が増えたのでしょうか?
サブスクヒットの理由を考えると、これからの時代に必要な出来事が見えてくるかもしれません。
世代別よる「モノ」への意識変化
サブスクサービスのヒットの一つに、先に挙げた音楽や動画コンテンツサービスの利用者が多く、また「若い世代の利用者が多い」事が挙げられているようです。
エンタメ系は特に若い世代には人気のコンテンツですが、単純にそれだけではない様です。
若い世代を中心とした背景には「消費をしない世代」という要因が関係しているのではないでしょうか?
どういう事?
と思うかもしれませんので少しだけ解説をすると、世代特有の問題も関係しているようです。
近年の世代別に取られた統計によると、若年層の消費推移と平均年収は、他の世代に比べて00年代に入ってから減少傾向にあると言われています。
人口減少や働き方改革など、色々と原因は上げられそうですが、若年層の生活スタイルの一つに「消費」する事に重きを置いていない 傾向があるようです。
聞いたことありませんか?
「車はいらない」「高級腕時計に興味がない」「欲がない」
ちょっとネガティブに聞こえますが、欲求のスタイルが変化したと捉えた方がいいのでしょうか。
若年層の全員がモノへの欲求姿勢が無かったり、それ自体が悪いという訳ではありません。
「断捨離」や「ミニマリスト」の考えの元、シンプルな生活スタイルが受け入れられ、使わない不要なモノは出来るだけ持たない。
そういった生活スタイルも00年代以降に登場していますから、「モノ」への欲求が薄れつつある世代にとっては、必要な分だけを定額で受けれる便利なサービス が彼らのニーズにぴったり合い、大きく受け入れられたのではないでしょうか?
音楽CDや映画DVDが売れないくても、ダウンロード販売は好調であったり、パソコンやスマホなど端末利用がスタンダードな世代ならではの事なのかもしれません。
ではサブスクは若い人世代のものなのか、と言われたらそうではありません。
サブスクに適したサービスとは?
サブスクもジャンルによっては大きく失敗している例もあります。
食品類のサブスクなどは限定されすぎた為に失敗し、単純にサブスクリプション化によるサービスを提供するだけでは成功しない様です。
ですが新しいビジネスモデルとして今後大きな可能性を秘めているのも確かですし、「消費をしない世代」だけをターゲットにしていては、それこそ限定的すぎますし、何より若年層の世代が今後どのような心境の変化が起こるかは誰にも分かりません。
次の消費者世代である事は間違いない訳ですから、企業は世代に合わせたサービスも視野に入れなければいけないという事でしょうか。
全てのサービスが、言えませんが「モノ」ではなく「コト」を売るのがサブスクのサービスの一番のポイントだと思います。
手元には残らないですが、利用し続ける限りサービスを受けれる特徴を逆手に取らなければ、このビジネスでの成功難しい様です。
サブスクリプション2.0
高額な商品や体験を定額でうけれるサブスクに、様々な企業が新しいサービス形態に注目しているようです。
これまではメディア関係のサービスでしたが、新たに「衣」「食」「住」と生活には欠かせないモノをサブスク化する「サブスクリプション2.0」への移行が進んでいます。
ファッションやインテリアでも利用が可能になりつつあり、気に入った場合は買い取る事もできるそうです。
車メーカーであるトヨタが新車のサブスク「月額制KINTO」で利用できたりと、様々なジャンルが参入してきています。
とはいえ、メディア系のサブスクは月額¥1,000-が相場で、手軽に利用できるからこそ高い人気になったとも言えます。
2.0で受けられるサービスは当然利用料金も上がってくる訳ですが、これがどの様に受け入れられるかはもう少し時間が必要かもしれません。
サブスクの強み
失敗例もありますが、サブスクのもう一つの特徴は、ユーザー側の立場であれば「とりあず1月だけ加入してみる」という事が大きなポイントであり、サービスを提供する企業も「とりあえずサブスクサービスでも提供できる」という姿勢があるのではないでしょうか?
本来は販売能力や自力があり、それをもっと手軽に多くの人が利用できるのが「サブスク」の強みだと思います。
サブスクリプション2.0も同じように「このサービスもサブスクで受けれる」という、まだまだ発展途上のビジネスモデルなだけに、新しいアクションに期待が持てます。
もちろん突き詰めていくと「ユーザーのニーズ」「顧客の満足度」「販売利益と差」など、従来のビジネスシステムも考慮しなければいけませんし、成功するにはいくつもの検証と改善が必要です。
やってみなければわからない!というのはどの事象においても同じかもしれませんが、あなたならどんなサービスをサブスクで利用したいですか?
クラシノイエ。にも、サブスクリプションでWeb制作が可能なプランがありますので、初期費用を抑えて分割払いなどをご検討の方はチェックしてみてくださいね。

それではまた別の記事でお会いしましょう、YAMA(ヤマ)でした!