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失敗しないサイトリニューアルの考え方は、目的やターゲットをしっかりと明確にする事から。

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老舗のサイトに見られる「ホームページ」の構成について、辛酸に言ってしまえば「なんか古いなぁ…」と感じる事があります。

と言うのも、スマホで閲覧した際にレスポンシブに対応していなかったり、画像サイズがバラバラしていたり、無駄にスクロールさせられたり…

色んな面で勿体ないと感じるサイトが多い様な気もします。(あくまで個人的な感想です)

では何故リニューアルを行わないのか?(もちろん予算的な問題もあるかと思います。)

長く運営されているサイトの有利な所は、一定のサイト・ドメインパワーもあり、認知度の高さから高いアクセス数を維持できている事にあると思います。

リニューアルの必要がないと考えているのであればそれは大きな間違い、と言うか損をしている事にもなります。

ただ一口にリニューアルと言っても、膨大な情報は整理するだけでも大変ですし、費用面についても企業によっては制限される事でしょう。

リニューアルで良く上げられるのが「失敗した」というハナシ。どんなことであっても「失敗をしない」ためにはまず「知る事」が必要だと思います。

見た目だけでは意味がない、サイトリニューアル時に知っておきたい事

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「サイトリニューアルに失敗した」と、一言で終わらせるだけでは次のステップにも繋がりません。

ウェブコンテンツは未知数の事も多くありますし、一流企業のサイトであっても思わぬ落とし穴があったりします。

「失敗」ではなく、改善点を見つけて理想のサイトに近づける為のトライ&エラーは必要不可欠ではないでしょうか。

もちろん、一回で成功するに越したことはありませんが、失敗の事例が多いという事はリニューアル自体の難度が高いという事になります。

であれば、一から新規に作成した方が理想のサイトに近づくケースもあったりします。

新規・リニューアルを行う前に確認するべき事はたくさんありますが、明確にしておきたい事は、

  • サイトをリニューアルする理由を明確にする
  • 既存のユーザーが何を目的にサイトを訪れているのか。ユーザーの使いやすさを一番に考える。
  • 安価・短納期・簡単などでリニューアル会社を選んではいけない。目的を完遂するパートナー(外部制作会社など)を探す。

他にも確認するべきことは沢山ありますが、サイトのあるべき形とは「ユーザーが使いやすい」「リピーターになってくれる」事であり、一方的な押し付けは返ってイメージを悪くする可能性があります。

上記はあくまでも一例にすぎませんが、現状の分析とリニューアル後を見据えた運営を明確にしておく事で、多くのユーザーが訪れやすい理想サイトに近づく一歩になります。

サイト運営のしやすい構造へ。ユーザーの反応は数値に現れる

多くの会社がリニューアル・ウェブ案件を外部に依頼するケースが多いと思います。

「餅は餅屋」という言葉があるように、専門分野を得意としている制作会社に依頼するべきです。

自社で専属の人が担当して、1からリニューアルを行うケースもありますが、多くの目に触れるモノゴトこそ、客観的な目線で意見をもらう必要があると思います。

そういった意味でも、専門の制作会社はウェブマーケティングの観点からサイト作りを行い、集客に必要な提案をしてくれるでしょう。

もちろん、全てを任せきると本来意図しているサイトにならないので、「こんなサイトにしたい」「新しくユーザーを獲得したい」など目的を明確にした打合せは必要不可欠です。

予算と時間も大事です。

制作会社を選ぶ際は事前・制作中も大切ですが、完納後のアフターサービスも対応してくれる会社が望ましいです。

いざ公開となった時、ウェブコンテンツは思わぬ不具合や見落としがでやすいですが、すぐに対応できるのも強みです。(印刷物ではこうはいきません)

既存のコンテンツを整理して「わかりやすさ」を一番に

リニューアルを行うとデザインや構造などを見直し、読みやすくする必要があります。

企業サイトは特に情報が多く、自社の事業や実績などを伝えようとすると、どうしても情報量が多くなってしまいます。

専門的なコンテンツの場合は情報量が多いに越したことはありませんが、第三者の目線で見た際に良く言われることが

「とにかくに長い!」「読みにくい!!」という事です。

アクセスの多いサイトや、読まれるブログの特徴として「ユーザーに有益な情報」を的確に提供出来ている事が挙げられます。

「情報量が多く、文章も長い」

「短いけど、見易くてわかりやすい」

どちらの方がユーザーにとって有益でしょうか。

ウィキペディアの様な特殊なケースを除けば、後者の方が有益なのは明らかです。

コンテンツをリニューアルする際も、内容の見直しを行う事で「必要な情報だけ」を精査する事ができます。

ユーザーにとっては不要な情報を並べられより、自分が欲しい情報だけを見る時間に費やしたいのです。

表立って大きな声にはなりませんが、それはアクセス解析の数値には表れてしまいます。

とは言え、掲載内容を削り過ぎてもコンテンツの中身が薄くなってしまいますので、有益な情報だけとい訳にはいきませんので、新しくページを作るなど工夫を行う事も大事です。

サイトリニューアル時のレスポンシブ化は必須

レスポンシブ化(レスポンシブデザイン)とはPC、タブレット、スマートフォンなど、異なる画面サイズの幅を基準にWebサイト表示を柔軟に調整し、見やすく最適な表示にすることを指します。

簡単に言うとスマホで閲覧時にPCと同じではなく、文字のサイズやレイアウトがスマホサイズに合わせて表示される事を意味します。

では何故、レスポンシブ化に対応していないと良くないのか。答えは単純にスマホからサイトを閲覧する人が多くなった事が要因に挙げられます。

総務省の調べによると、2019年時点でのスマートフォンの保有率は83.4%約8割の人が所持している傾向という数値が発表されました。

利用者の多さと比例して、サイトのアクセス解析などでもモバイル端末からの閲覧が多い事も頷けます。

近年はタブレットの利用者も多く、いずれ設備される5G環境に伴い、更にレスポンシブ化が必要不可欠になる事でしょう。

外部リンク:総務省による情報通信機器の保有状況

最近では金融関係の手続きもスマホで行えるとい状況ですから、古いままのインターフェイスにしておくとユーザーからの信頼性にも欠けてしまう可能性もあります。

デザインは色々なタイプがあり、デザイナーやクライアントの意向があって作られているケースが多いですが、中身の構造や構成は利便性を求めて日々進化しています。

そういった箇所に目を付けて作成されているサイトと、10年前に作られたサイトではウェブに精通していない人が見ても差は歴然です。

近年で急激に利用者が増えたCMS、WordPressはそういった状況を比較的簡易・安価で行えるのでオススメしたい所ではあります。

デザイン・管理・シェア率の高さなど、色々な側面においてWordPressは使いやすいのが特徴です。

当然と言ってしまえば失礼に当たるかもしれませんが、古いタイプのサイトはレスポンシブ化にも対応が出来ていないサイトが多いです。

レスポンシブ化に対応していないと絶対ダメ!という訳ではありません。(予算の都合や利用目的など様々な案件があります。スマホでの閲覧を目的としていないサイトはそれでもいいかもしれません)

ウェブコンテンツは利便性を上げる事も重要だと思います。

外部リンク:【コラム】初心者でもわかるホームページのレスポンシブ化とは?

運営の見直しと管理体制をしっかりと

様々な理由があってリニューアルに至ると思いますが、一番大切なのはその後の運営体制にあります。

業種や運営によって大きく異なりますが、サイトはただリニューアルをすれば良いというものでなく、コンテンツを充実させることにあります。

と、いっても難しいハナシではなく「ウェブサイトを上手に活用する」と考えてください。

これまでアナログ的に行っていた作業や、活動の一部をコンテンツに置き換える事も可能です。

ウェブサイトは様々な可能性を秘めており、個人から企業まで誰もが使えるツールです。

例えばですが、営業活動や申し込みなども、サイトを通して行う事も出来ます。

キャンペーンなどもSNSを通した拡散で多くの収益を呼び込む例も存在します。

・SNSについて

「既存のコンテンツを新しくする」だけでは正直言って大きな結果は生み出しづらいです。

ウェブ制作会社にしても、〇〇に合わせたリニューアルを提案してくれる会社も最近では多く存在しますので、理想のサイトを作るにあたって、まずは話を聞いてみる事もおすすめします。

弊社でもリニューアル案件がある際には、デザインや管理のしやすさはもちろん考慮するのですが、運営についてのヒアリングを行った際に、あまり明確化されていない事もしばしばあります。

「とりあえず!」「なんとなく!」では、せっかくのサイトも宝の持ち腐れになってしまいます。

費用以上の効果の見込めるサイトを作るには、まずはリニューアルの目的とその後を考えた運営が必要ではないでしょうか。

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