ウェブライティングを外部へ発注する際に覚えておく事
自社・外部サイトなどコンテンツに対して、ライティングを行う機会は増えてきています。
伝えたい事や感じたことをメインにコンテンツを企画・作成する際にもライティングの一文字が大きな効果を生み出すかもしれません。
いわゆる「SEO対策」の部分です。
だからと言ってSEOを意識したライティングを行うと、文章にまとまりが無くなったり、途中で何を書いているのかわからなくなる事もあります。
外部のウェブライターへ依頼すれば、的確にライティングを行ってくれるのですが、全てをお任せすると「よくわからない文章」が上がってくるケースも多いです。
ウェブライティングを依頼する上で、以下に紹介する内容を抑えた上で、的確に内容を伝える事で、より良いコンテンツ作りの参考にしてみてください。
目次
ウェブライティングは外部に任せっきりにしない
どうしても専門外や担当分野以外の事になると、外部へ任せる事になりがちですが、本当にヒットするコンテンツを目指すのであれば、担当者レベルでもライティングに対しての知識があった方が効果的です。
その上で、ライティングを外部へ依頼する際に抑えておくべきポイントは幾つかあります。
自身でライティングが出来れば一番いいですが、たくさんの案件を抱えていたり、他の業務も併用しているのであればそういう訳にもいきませんよね。
まずはウェブライティングでの要点を抑えておくだけで、コンテンツの仕上がりは大きく異なる結果になります。
伝えたい事とは別にキーワードを選定してもらう
ライティングを外部に依頼する場合、取り上げるテーマは既に決まっていると思います。
「〇〇をテーマに」「商品の紹介」などなど、ある程度「こんなコンテンツを作りたい」というざっくりとした部分は決める必要があります。
内容を決めた上で、ライティングを依頼する訳ですが、その際に一つ添えておく事として、取り扱うテーマの「キーワードをタイトル入れて欲しい」と伝えましょう。
コンテンツのタイトルや見出しの文章にキーワードとなる言葉が入っていると、SEOに効果的と言われています。
では、そのキーワードをどうやって探すの?という部分ですが「キーワードプランナー」といったウェブ上の無料・有料コンテンツから調べる事ができます。
例えばですが、「パソコン」と検索した際に次に出てくる言葉は何だと思いますか?
「パソコン デスク」「パソコン ノートパソコン」と言ったように、2番目に上がってくる部分が重要になります。
これは「パソコン」に対してウェブ上で検索されやすいキーワードが「デスク」「ノートパソコン」である事が数値と一緒に表示され、教えてくれるコンテンツが「キーワードプランナー」です。
検索上位に上がりやすいキーワードを上手くタイトルや文章に組み込むことで、SEO対策をしたライティングになります。(※あくまでも一例です)
これらはウェブライティングでアクセス効果を明確にする上で、非常に重要なポイントになります。
これからライティングを行う際に、伝えたいテーマをキーワードプランナーで検索し、2番目に何が出てくるか調べてみると意外なキーワードが上がってくる事が多く、自分が伝えたい内容と世間が認知している内容の差異を知る事ができます。
ウェブライティングを依頼する際は「キーワード」を意識して原案に取り入れてみるのも良いかもしれません。
外部の会社であれば有料のキーワードプランナーを使っている事もあるので、より効果的なキーワードを選定してくれる場合もあります。
ルールを明確に伝えておく
先に述べた「キーワード」はウェブ検索の法則や決まりの様なものです。
絶対にそうしないといけない訳でもないし、世の中にはキーワードを無視しているにも関わらず、アクセスが多いコンテンツは存在します。
それらは強烈に内容が濃かったり、SNSの拡散で上手くサイトへ集客が出来ているなどの要因があります。
そういったコンテンツや手法を行うにしても、ルールは決めておくと進みが早くなります。
ウェブライターは様々なジャンルを得意としていますが、あくまでもライターです。
依頼したはいいが、上がってきたライティングをみて「なんだコレは!」と思うようなコンテンツが上がってくる事もあります。
一重に幅広くジャンルに精通しているだけに、専門的な事に対しては内容が薄くなったり、キーワードやSEOを意識しすぎて、よくわからないコンテンツになってしまう現象です。
もちろん、ライティングを行う側は至って真剣に作成してくれているのですが、テーマに対しての認識の差がこういった原因になる事もあります。
なのである程度ルールを伝えておくと良いです。
「〇〇という言葉は使わないでください」
「○〇については少し掘り下げてみてください」
「ターゲットは〇〇の様な人たちです」
と、当たり前の様な事を伝えているかもしれませんが、自分が当たり前と思っているルールや事象が、必ずしも相手も同じではありません。
ましてライティング依頼ともなれば電話やメールでのやりとりが中心となります。
小さなことですが「業界のあたりまえのルール」を知らない人たちが多いので、細かい事やルールを伝えておくと、それに対しては対策をしたライティングを行ってくれます。
「そんな事まで言わないといけないの?」と思うかもしれませんが、ある程度伝えておかないと、キーワードを意識し過ぎたライティングになりがちです。
総じて、そういったライティングが行われたコンテンツの印象は「すごいけど、よくわからない」コンテンツになりがちです。
最終の修正部分は自分で行う
どんなにルールや内容を伝えても最終的な調整は自分で出来る様にしておくと、後々の修正に対応できます。
誤字脱字、段落の変更・内容の更新など、ウェブコンテンツは制作に費用はもちろん掛かりますが、コンテンツを変更する事はいくらでも可能です。
この辺が紙媒体と大きな違いであり、SEOやキーワードを意識するなら、修正できる技術を持っておく必要があります。
その時期・時代によってキーワードは変わっていきます。
タイトル一つ変更するだけで大きな効果が得られる場合もあります。
その度に外部に修正依頼を重ねてしまうと、費用も大きくなります。
なので、出来上がったコンテンツはある程度、自分で触れる技術があれば、試行錯誤をする事で優良なコンテンツにしていく事もできます。
ウェブライティングで作ったコンテンツに効果がないと思った時
上記を意識しても、コンテンツとしてヒットする様な形になるには、ある程度の試行錯誤が必要となります。
もちろんコンテンツ自体の魅力やアピールも大切ですが、繰り返し改善していく事で、優良なコンテンツに変えていく事ができます。
またウェブライティングにも個性がでます。
なので、様々な会社を使ってみてコンテンツに対して正しいライティングができる、もしくは改善していける会社を模索してみるのも一つの手です。
会社によっての得意不得意は当然でてきますので、その時・内容に応じた会社へ依頼できる環境を作っておいては如何でしょうか。